お役立ちコラム

2023.06.23

ペット保険に入ってますか?

《ペットも長生きになっています》

人と同じように医療の発達とともに、ペットの高齢化が進んでいることをご存じでしょうか?
犬の平均寿命は約14年、猫の平均寿命は約15年と、ここ30年で寿命は約2倍にのびています。
ペットも人と同じように、高齢になれば骨折や白内障、がんなどのリスクが高くなります。ひとつの病気やケガから、免疫力や体力が低下し、寝たっきりになることもあります。
動物病院での診療は、入院・手術はもちろん通院も全て、全額自己負担(自由診療)です。
高度な治療を受けるほど、当然治療費も高額になっていきます。

治療費例 「トイプードル」0歳  『骨折』
(ソファーから飛び降りた。前足を骨折、骨折をつなぐ手術を施術)
手術1回 入院5日 支払額 308,700円
※下記診療明細
・診察800円  ・入院10,000円(4泊5日分) ・検査20,500円 ・全身麻酔32,500円
・手術237,000円  ・処置3,400円  ・注射4,500円         合計308,700円

いかがでしょうか?愛するうちの子とはいえ、骨折でも高額ですよね。
年齢が上がれば、さらにいろんな大きな病気やケガになる事も想定されます。
そんな時に強い味方となるのがペット保険です。
ペット保険を選ぶ際のポイントについて見ていきましょう。

《ペット保険加入の必要性》

ぺット保険は、加入される補償内容によりますが、治療費の7割や5割などの補償してくれます。
先程のトイプードルの骨折の場合7割補償/3割自己負担の場合、自己負担額は92、610円です。
30万を超える治療費の7割が、保険から支払われることは助かりますよね。
ペットも長寿が進み、高齢化になって来ています。がん治療などの高度治療など、年齢が高くなるほどリスクが高くなります。

《ペット保険の選び方》

ペット保険もたくさんの会社から出ていて、選び方が難しいですね。

1.新規加入、何歳まで可能?
0歳から加入可能。新規加入は、7歳から12歳程度までを上限年齢にしている保険会社が多いです。
◆新規加入年齢の設定がありますので、若い時からの加入がお勧めです。
◆高齢で加入をあきらめている方、12歳11ケ月でも加入が出来る保険会社があります。

2.継続/1年更新
終身(死亡まで)自動継続可能な保険会社ばかりではありません。
更新できる年齢に上限設定があり、高齢になると更新できない保険会社もあります。
一定期間の通院や治療がある場合、更新時に引受が出来ない保険会社もあります。
◆病気やケガのために加入している保険が、更新出来なかったり、更新年齢の上限があるのは困りますね。

3.窓口清算
動物病院での窓口清算は、自己負担分だけの支払い清算が可能な保険会社と、
一旦全額を立替払いをしてから保険会社と清算しなければならない保険会社があります。
◆同じ自己負担が3割であったとしても、一旦10割立替払いしないといけないのも大変ですよね。
保険会社への清算も煩わしいところがあります。

4.待機期間
契約開始からの待期期間がない所と、数日から数十日の待期期間を設けているところもあります。
◆せっかくの補償です。待期期間は、ない方が安心ですね。

5.保険料
更新により保険料が高くなりますが、保険料の上限を設定している保険会社がほとんどです。
高齢になれば保険料も高くなります。上限年齢も確認が必要です。
◆更新時の保険料は、上限年齢設定が低い保険会社の方が安心ですね。
◆加入時の保険料比較だけで選ばないで、いつまで保険料が更新するかも確認をしましょう。

《健康な時に保険加入を》

(告知事項)
人保険と同じようにペット保険にも、告知事項があります。
高齢になって新規加入を検討されても、既往症などの健康状態によっては加入が出来ません。

ペット保険は、7歳以上になると加入出来る保険会社は少なくなります。
通院履歴や健康状態によっては条件付き加入や加入自体を断られることもあります。
若い時、出来れば0歳からの保険加入をお勧めします。
譲渡会などで、年齢が分からなくても加入できる保険会社があります。

保険料だけを比較して安価な保険料を選択されていませんか?

(ペット保険の賢い選択)
1.若い時(0歳から)リスクのない時に加入する。
◇病傷があると、条件付加入になったり、保険加入そのものが難しくなります。

2.給付請求があった後も加入条件が変わらず、終身(死ぬまで)更新継続可能な保険会社で加入する。
◇更新年齢の上限が設けてあり、高齢になると更新出来ない保険会社があります。
◇病気やケガで給付請求があると同じ条件での更新が難しくなる保険会社があります。
(※条件付での更新や更新拒否になることがあります)

3.保険料更新時の上限年齢設定が低い保険会社を選ぶ。
◇上限が高齢まで設定され更新する保険会社は、若い時は安価でも結果高い保険料になります。

4.補償額が十分かどうかも判断。自己負担額の選択をする。
◇高額医療になった時の負担額を考えて加入をしましょう。
◇保険請求後に補償を上げることは難しくなります。

愛する家族に十分な治療をしてあげたいですね。
ペットも人と同じように高齢化の時代になってきました。
いざという時にお役に立つペット保険加入をお勧めします。